原泰弘さんのすり鉢

最近、すり鉢を購入した。なかなか気にいるものがなくて、買うに買えなかったすり鉢だけど好みのものが見つかってよかった。原泰弘さんの手によるもので、年に二度、のぼり窯で焼成しているのだそう。
薪窯だったらなんでもいいというわけではないけど、気に入ったものが薪窯焼成されたものだとなんとなくうれしいし、大変な作業なのは間違いないのだから自然と頭が下がる。(もちろん薪窯でない作家さんだって本当に本当に尊敬している。買うのは簡単だけど作るのはその何百倍も大変で、そのおかげでわたしはこうやって毎日しあわせな気分になれるんだから)

すり鉢というと、民芸調の垢ぬけないものが多いのだけど原さんのは軽やかな印象。手の自然な動きが浮かぶやわらかな形と、グリーンがかった白の釉薬が品のよさにつながっているんだと思う。片口部分のぽってりした感じはかわいい。画像では伝わらないのが残念だけど、触れた感じもとてもいいし、目もきれいだ。ようするに、かわいいだけでなく使い勝手もいいので、超おすすめですよと言いたいのです。(といいつつまだ3回しか使っていないのだけど…!)


ゴマだれおいしかったけど、じつは普通のめんつゆのほうが好きだったりします