うつわメモ

桃を食べるためのうつわ

すでに梨やいちじくが出回っているというのになんですが、今年の夏は桃ばかり食べていました。わざわざ和歌山くんだりまで出かけて「あら川の桃」というのを16個買ってきて、それがとてもおいしかったので今度は岡山の清水白桃をネット通販で6個買って、それ…

最近買ったうつわ

中里太亀さんの湯呑を買って、安藤雅信さんのそばちょこを買って、内田鋼一さんのぐい呑みを買いました。3兄弟。いや、ちっとも兄弟ではないんだけど。少し前には古谷宣幸さんの種子島向付(種子島の土と窯で焼いたからこの名前らしい)と大谷哲也さんのティ…

最近買ったうつわ

木工作家である新宮州三さんの蓋物。幾一里で開催されていた個展に出ていたものを、漆の色を変えて作っていただきました。外側が錫粉を混ぜた漆で塗られていて、一見すると陶器のように見えます。内側はややマットな黒色の漆で、蓋を開けると外と内の質感の…

うつわのなかに見る景色

最近購入した、新見麻紗子さんのお皿。まだ若い方だからなのか5枚5000円という破格の値段で出ていて、迷うことなく自分のものにしました。11〜12cmほどの小皿。手にとった瞬間ぱっと思い浮かんだのは、雪解けの景色でした。溶けかかった雪の下から、地面の色…

収まる形/明治後期のグラス

毎日使うものほど、ちゃんとしたのを選びたいほうです。その理由は前に一度書いた通り。コップなんて、毎日使うものの最たるもので、言うなら寝起きのいっぱいの水を飲むために、朝一番に手に取るものです。だから、中途半端にいいものを買うのはやめようと…

阿以波の団扇と恵文社・幾一里のうつわ

特別な日のものはもちろんだけど、なんでもない日になんでもなく手にとるものほど、できるだけ気を注いで選びたい。これは、私が料理が上手になりたい!と思った理由とおなじで、毎日小さなところで「いいなぁ」とか「かわいいなぁ」とか「生きててよかった…