桜 2011


先週の土曜日、変な時間に寝てしまって目が覚めたら夜の8時でした。春のうららかな一日を寝て過ごしてしまったのがくやしくて、夜明けを待って家の近くの桜の名所へ。まだ薄暗いうちから歩き始めたのですが、徐々に光が満ちていくのがほんとうにきれいで、なんだかとても神聖なものを見た気になってしまいました。普段、休日には陽が高くなってからしか起きないので、うれしかったー。

桜はいうことなしの満開で、こんな絵みたいに完璧な桜を見たのはいつぶりだろうと思うくらい。しかも人もほとんどいなくて、これが哲学の道ならまさに森見登美彦さんの書いた「桜の森の満開の下*1でした。静かなのに、騒がしい。

今週末、同じ場所に行けばきっと見事な桜吹雪が見れるだろうと思います。ざっと吹いた風に何千、何万枚という花びらがさらわれ、散っていく様子は、どこをとっても完璧な先週末の桜より素敵かもしれません。早起きできるかなぁ。



▼犬も連れていきました

*1:坂口安吾の新釈。「新釈 走れメロス他四篇」に収録されています