富井貴志さんの敷板/祖母の話

最近ごはんの話を書かなくなったのは、いま祖父母と住んでいるからで*1、夜ごはんは毎日祖母が作ってくれています。
夕飯を作るのが祖母である以上、うつわも祖父母が使い慣れたものがメインとなり、私のものはほとんど食卓にはあがりません。いままでの生活を考えたら、好きなうつわでごはん食べられないのって味気ないなぁとも思うのですが、数カ月のことですし、何よりまだまだ元気な祖母が掃除・洗濯・炊事を担ってくれているのは本当にありがたいことです。(あと、なんていうか…すごく、楽…)

ただ、やっぱり少しだけでも自分の好きなうつわを使う時間がほしいなぁということで、朝食用に富井貴志さんの敷板を購入しました。縁もなにもついていないシンプルな形で、本当はトレイのように使うのが正しいのかもしれませんが、私は写真のようにトーストを直にのせて使っています。焼きたてのトーストをぽんとのせても、ノミ跡のでこぼこでパンが浮いた状態になるのと、木が蒸気を吸ってくれるのとでパンがふやけたりしないのがうれしい。おかげで朝食の時間が劇的に楽しくなりました。うつわを買う醍醐味ってこれですね。

あと、余談ですが祖母のことを少し。
うちの祖母の掃除に対する情熱はすさまじく、冗談抜きに「ちょっと目を離したスキに床が掃き清められていた」とかそんな感じで我が家はいまピッカピカです。父が私の買ったルンバを強奪する際に言い放った「おばあちゃんがいればルンバいらないだろう」の言葉は嘘じゃありませんでした。私、おばあちゃんがいればルンバいらない…!

*1:なぜ一緒に住んでいるのかというと、祖父母の家を2世帯に新築するからです