去年の夏に犬を亡くし、想像できなかった犬のいない暮らしも8ヶ月が過ぎました。
亡くしてしばらくは家のそこかしこに残る犬の痕跡にいちいち反応しては落涙し、時には過呼吸みたいになってしまうこともありましたが、時間薬とはよく言ったもので8ヶ月の間に気持ちはずいぶん楽になりました。
かわいかったな。もっと面倒みたかったな。長い間一緒にいてくれてありがとう。いつか私がそちらに行くときには迎えにきてくれたらうれしいな。その時はどっちもちょっと若返ったりしてるのかな。一緒に走って行けたりするのかな。
居間の一角につくった祭壇コーナーに話かける。仏壇ってきっとこうして生まれたんだな、とか思う。そこにあなたはいなくても、手を合わせたり話かけたりしたいんだ。