阿以波の団扇と恵文社・幾一里のうつわ

特別な日のものはもちろんだけど、なんでもない日になんでもなく手にとるものほど、できるだけ気を注いで選びたい。これは、私が料理が上手になりたい!と思った理由とおなじで、毎日小さなところで「いいなぁ」とか「かわいいなぁ」とか「生きててよかったー」とか思いたいから。スバラシイ出来事なんで、そう毎日起こるわけじゃなくて、いつ起こるかしれないものを期待して待つより、自分で毎日の生活をできるだけ気持ちいいものに整えられるほうがずっと手っ取り早く幸せになれるよね、とまぁそんな感じです。

さて、今日、京都府立図書館に本を返しに行った帰り、平安神宮近くのきねや岡崎店で「京うちわ 阿以波展」をしていたので、ふらりと立ち寄ったら素敵な団扇がたくさんあったので2つ購入。ついでに団扇立てもいただきました。並べた時にうつりがいいものを選んだら、本当にいい感じになって満足。うれしい。


写真右上から尾形アツシさんの雲助徳利、村田森さんのご飯茶わん、古伊万里蕎麦猪口
村田森さんの手塩皿、古伊万里の蕎麦猪口(幾一里)、村田森さんのご飯茶わん(上)、ガラス浅鉢(作家不明・下)、村田森さんの粉引小鉢

そして、先週恵文社で行われていた「うつわハートフル展」でうつわをいろいろ購入。鎌倉にお店を持つ祥見知生さんが企画した巡回展だったのですが、種類はそんなに多くないものの、村田森さんや石田誠さん、尾形アツシさんなど人気の作家さんたちのうつわが一度に見られておもしろかったです。作家の名前で選んだつもりはないのだけど、6つ購入したもののうち4つは村田さんのもので、やっぱりいいもの作るんだなぁと再確認。


恵文社のあと、ずっと行きたかった幾一里に。商品もいいし、値段も良心的。ご主人の人柄(って言ってもそんなに知らないので勝手なイメージだけど)がそのまま表れたようないいお店だった。壬生ってよっぽどのことがないと行かないのだけど、このお店のためにしばしば来ることになりそう。
購入したのは古伊万里の蕎麦猪口(写真左端)。無地の蕎麦猪口をずっと探していたのと、サイズが普通のものよりもふた回りくらい小さいのが酒器にちょうどいいと思い、迷わず購入。すでに何度も使っているけど、お酒が本当においしく飲めてこれまた幸せ。